ワックスを塗る必要性　その３

インテリア研究所のSです

今回も前回と同様にワックスについての完結編となります

ワックスの主流となっている樹脂系のワックスは長時間水に浸かると白く変色してしまう性質があります
一時的に濡れて、雑巾で拭いた程度では変色することはありませんが、キッチン等の水周りで水ハネを
そのまま放置してしまった場合においては、白く変色してしまうことがあります。

その変色がどうしても気になる場合は一度、そのワックス層をはがして、新たに塗り直すしか方法はありません
水に対して変色に強いワックスも発売されていますが、どんな環境においても変色しない、ということではありません
基本的に樹脂系のワックスは水に対して変色しやすいことをご承知ください

樹脂系のワックスは水性です。水滴や水をこぼしますと水と同化して元のワックスの白色に戻ろうとするからです
それをそのまま放置しますと白くなったりシミのような跡が残る場合や、膨れてくる場合があります。また、水滴に交じって
強力洗剤、アルコール類、漂白剤、酸性･アルカリ性の物質、カビ菌等の様々な物質が入り込んで、ワックス膜自体を
破壊してしまった場合も同様です。そうしますと、水拭きしても元に戻る事はありません。

予防策としては、落としたものを速やかに拭き取るように心掛け、マット等で予め保護しておくとよいかと思います

ワックスについて3回に分けてご説明させていただきました
今回の件は極一部の事例になります、各ご家庭によって様々な症例などがあると思います
少しでも気になることがあったらお気軽に御問い合わせください

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